様々なものから解放された「フリーフォームソファ」
「イサム・ノグチ」のデザインする「フリーフォームソファ」は、見るからに独創的で、「イサム・ノグチ」の世界観を表現するものです。
「フリーフォームソファ」と言った名前が付けられていることからもわかりますが、ソファという概念の形からも自由なデザインとなっています。またどこからでも座れるという自由性があります。
さらには、形が非対称のソファは置き位置も、どのように置いても良く、様々な面で自由性が高いソファとなっています。
「フリーフォームソファ」はこの独創的なデザインゆえに多くのファンがいるソファとなっています。なぜ、このソファはそれほど人を魅了するのでしょうか。
どこからでも座れる自由で広い座面
「フリーフォームソファ」を上から見るとこんな形です。意外と大きな座面をしていてまさにどこから座ってもいいようなデザインです。何人でどこから座ってもいいのが「フリーフォームソファ」の特徴です。
実際には、オリジナルの「フリーフォームソファ」はもっととても大きなソファとなっています。ジェネリック家具などでは日本の家に合わせた物が発売され、このような形になっています。
「イサム・ノグチ」と言うデザイナーは、幼少期を日本で過ごし、アメリカに渡り彫刻を極めた有名な彫刻家です。その後パリにも行き、アートや彫刻の勉強を続けています。
生涯を通して芸術家としての情熱を絶やさずアートに傾倒した人物です。彼のデザインした「フリーフォームソファ」は、彼にとっては芸術品と言えるものです。
このソファを部屋に置く場合にはぜひアートとして鑑賞して頂きたいものです。上から見ても絵になるソファとなっていて、それも「イサム・ノグチ」によって美しいアートとして計算されたものでしょう。
彫刻家「イサム・ノグチ」の魅力
「フリーフォームソファ」を見ていると、彫刻家の「イサム・ノグチ」らしいデザインと言えるものです。滑らかで美しい曲線のラインは、彫刻で削ったかのようでもあります。
20世紀を代表する彫刻家である「イサム・ノグチ」は、庭園設計や家具、舞台美術などでも活躍しています。彼は、形にすることができるものに対して「全ては彫刻だ」と言った考えを持ち続けています。
アートに対する考え、彫刻に対するこだわりに大きなものがあったと言えます。彼は庭園なども造っているのですが、庭園設計も大地を彫刻すると言った思いがあったようです。「有機的な線や面の組み合わせから奇跡的な美しさを表現する」と言ったことが「イサム・ノグチ」の理想となっています。
彫刻を掘るようなイメージで、彼は美しいソファを自由にデザインしたのではないでしょうか。河原の小石のような形のソファをデザインすることで、有機的な美しさのソファを表現しようとしたように感じます。
置き方も自由なソファ
彼のデザインしたソファは、このような有機的デザインが特徴と言われています。まるで河原に置かれた磨かれた石のようなデザインをしています。どこにも角がなく、とても柔らかな曲線を描くソファです。脚の木の形も柔らかく、背面も全く角のない丸い設計で個性を主張しています。
これを見ていますと、彼のデザインはソファの形からは逸脱した全く自由な形のデザインと言えるものです。
そしてまた、この滑らかな曲線を実際に作るにはとても高い技術が必要なものでしょう。表地で全面がきれいに包み込まれることでこの滑らかさが表現されたものです。実際に座った時に安らぎを感じるようなデザインと肌触りが自慢と言えるソファです。
まさに河原で丸い石に腰を掛けているような有機的なデザインのソファで、実際に座った時の自然な落ち着きがあります。
「フリーフォームソファ」には「オットマン」も付いていて2つを組み合わせて置く場合も自由に置くことができ、よりリラックス感を味わうことができます。「オットマン」だけを見てもそのデザインはとてもかわいらしく、小さな石ころのような形で芸術的なオブジェのようなデザインです。
非対称の曲線が作り出すアートの世界
有機的なデザインでアート性が高いと言われる「フリーフォームソファ」ですが、そのデザインは非対称の形が特徴となっています。
そして、実は私達が自然界で目にする多くのものは非対称の形がほとんどです。きちんと対称になっている形のものは実際にはあまり存在しないものです。
自然な美しさ、有機的な美しさを追求することで非対称な形の「フリーフォームソファ」がデザインされたと言えるものかもしれません。非対称で美しいということは、作られたものではない自然の有機的なデザインの中で、私達をリラックスさせてくれるものとなっています。河原で寝そべるように、有機的なデザインのソファに座ることで心も開放されていきます。
そしてまた、「イサム・ノグチ」の非対称の世界を存分に楽しんでみたいならば、置き方も思い切り自由に置いてほしいものです。どんな場所でどんな置き方をしても自由ですので、自由性を楽しんでほしいと思います。
ノグチテーブルと作り上げるアートな世界
そして、「イサム・ノグチ」の「フリーフォームソファ」は彼がデザインした「ノグチテーブル」とセットにして置くこともおすすめです。「ノグチテーブル」も非対称のデザインですので、様々な置き方ができます。自由なテーブルとソファで互いにセットしやすいものです。
どちらもテーブルとソファの概念にとらわれない、いかにもデザイナーズ家具と言ったデザインです。セットにして置くことで、より彫刻的なアート性が高いものになります。
クッション性も魅力!
また、このソファの実際のクッション性も高く、満足の行くリラックス感が得られるのも魅力です。クッションの中身の高密度ウレタンフォームとポリエステル綿などがしっかりとした座り心地を実現しています。
そして、表面はマイクロファイバーの滑らかな生地で包まれ、見た目だけでなく触っても心地よいマイクロファイバーの生地が私達を和ませてくれます。
こんな方におすすめのソファ
ここまで、「イサム・ノグチ」のソファの魅力をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。どこにどんな形で置いてもいい自由性、そしてどこから座ってもいいデザイン、何よりもアート性に優れた特徴を持った「フリーフォームソファ」です。
このソファは、部屋のどこに置いても必ず主役になってくれるソファです。ソファらしくないデザインのソファと言えるかもしれませんが、アート的で人をとても魅了するソファとなっています。インテリアとしても自慢したくなる、デザイナーズ家具として人気のソファです。
またアートとして眺めるだけでなく、とても人をリラックスさせてくれるのも魅力です。無機質な空間の部屋に置いてもこのソファを置くだけで、とても安らげる雰囲気のものになります。一日を終えてこのソファに寝ころぶだけできっと心も開放されていきます。休日もこのソファでゆったりと寛ぐことができるものになるでしょう。
リラックスできる家具を置きたいと思っている方、アート的な個性的な家具を置いてみたいと思っている方など、そのどちらをも満足させる「フリーフォームソファ」はおすすめです。
できれば、ぜひ「ノグチテーブル」と合わせて「イサム・ノグチ」の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。セットにして置いてみることで「イサム・ノグチ」の魅力がより理解できるものになるのではないでしょうか。