20世紀の遺産をさらに繊細にリデザイン!金属の脚の繊細さが自慢の「PK22 イージーチェア」
北欧を代表するデザイナーの1人「ポール・ケアホルム」がデザインした「PK22 イージーチェア」ですが、北欧家具が木を中心とした家具が多い中、「ポール・ケアホルム」のデザインは金属を中心としたフレームで作られた繊細なフォルムが一番の魅力です。
彼のデザインは「ミース・ファン・デル・ローエ」の「バルセロナチェア」を参考にしたと言われていますが、もっとさらに繊細で細い線でリデザインされたのが「PK22 イージーチェア」です。
「バルセロナチェア」は、バルセロナ万博で、スペイン国王の為にデザインされた「最高級の王の椅子」と呼ばれたものですが、その品格を受け継ぎ、ハサミのような形の脚の特徴がさらに繊細な形でリデザインされています。
この「PKシリーズ」は、木では表現できない繊細なフォルムを金属を用いて表現。レザーと金属、またはラタンと金属によるコラボで、素材の組み合わせが面白くなっています。
脚の部分を中心にして見ると、座面と繊細な脚はノックダウン構造で組み立て式となっています。座面をアーチ型のバーで支えているのも美しいフォルムになっています。
アップにして見ると脚も座面、背面のシートも実に繊細な造りとなっていて、繊細だからこそレザーやラタン、ステンレスなどの素材の美しさを引き出しているものと言えます。
レザーもブラックやブラウン、ホワイトなど各色揃い、ラタン張りの軽やかな雰囲気とそれぞれに個性を発揮する「PK22 イージーチェア」です。
「シェーズロング」をリデザインした寛ぎのハンモックチェア
こちらも「ル・コルビジェ」の洗練された美しさを持つ「シェーズロング」をさらにリデザインした「ポール・ケアホルム」のハンモックチェアです。「PK24 ハンモックチェア」は、ステンレスのベース部分とラタン張りのちょっと異色な組み合わせで作られた優雅なチェアです。
また、枕の部分だけブラックのレザーになっているのもデザイナー性の高いものです。寛ぎのハンモックチェアとして角度調節機能があり、お好みの角度でリラックスできるハンモックチェアとなっています。
こちらが「ル・コルビジェ」の「LC4 シェーズロング」です。滑らかなラインが美しい「世界最高デザインの休憩椅子」と呼ばれているものです。
「LC4 シェーズロング」の贅沢な長い座面のデザインを再現し、ラタン張りで爽やかな寛ぎを実現したのが「ポール・ケアホルム」の「PK24 ハンモックチェア」です。
ラタン張りの座面とそれを支えるステンレススチールのフレームが見事な曲線を描いていて「LC4 シェーズロング」とも共通する美しさとなっています。
「ポール・ケアホルム」のデザインは、やはり脚のステンレスが繊細なラインでデザインされているのが特徴的です。
上下左右に揺れる浮遊感を楽しむロッキングチェア「PK20シリーズ」
「PK20 ラウンジチェア」の脚は、ステンレスを美しく曲げた構造でこの曲げによって上下だけでなく左右にも少しロッキングするため浮遊感を味わうロッキングチェアとなっています。
こんな大きなロッキングチェアで、上下だけでなく左右にも揺れる、この揺れ方に遊びがある点がとてもリラックスした寛ぎを与えてくれます。
また、見ているだけでもこの曲線の輝くラインにはうっとりします。こちらも細いステンレスの脚の曲線と背面から座面の滑らかなカーブが共に繊細で品を感じるものです。
レザーとラタン張りが選べ、どちらもこの美しいステンレスの脚とのコラボとなります。「ポール・ケアホルム」のロッキングチェアは実にデザイン性が高いものと言えるのではないでしょうか。モダンな部屋のリビングに一つ置いて主役にしてもいいものです。21世紀にも決して古びない美しさを誇るロッキングチェアです。
ステンレスの脚が特徴の「PK31 ソファ」
「PK31 ソファ シリーズ」は、「ポール・ケアホルム」の特徴である金属のステンレスの脚のデザインがやはり個性的なデザインとなっています。世界中の美術館に彼の作品は多く収蔵されているとも言われています。
「ポール・ケアホルム」がデザインしたソファは、どれも自宅の部屋に置いてもオフィスに置いても、美術館のような場所に設置されても場所を選ばず馴染みます。品格のようなものを感じ、脚のデザインや座面、背面のデザインに無駄がないフォルムをしています。
「PK31ソファ シリーズ」は1pから3pのバリエーションがあり、組み合わせながら自宅のリビングに、ホテルのエントランスやオフィスの応接室になど幅広く使えるものです。
1Pから3Pを組み合わせて並べてみると特徴的な脚のデザインも際立ち、モダンな印象をより感じさせるものとなります。
また、ホワイトのレザーなどは洗練されたおしゃれな雰囲気と北欧デザインの優しさを感じるものとなります。
「PK80ベンチ」も脚とレザーが印象的な美しさ
「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」にあるベンチがこの「ポール・ケアホルム」デザインの「PK80 ベンチ」です。
美しい光沢を放つレザーと凹凸もなく滑らかに仕上げられたステンレスの輝く脚は「ポール・ケアホルム」のデザインをやはり印象付けます。
この「PK80 ベンチ」は、「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」にも採用されているもので、レザーやステンレスの脚の美しいデザインが評価されているものと言えます。モダンアートの殿堂と呼ばれている近現代美術がたくさん収蔵された「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」に置かれている「PK80 ベンチ」です。
20世紀にデザインされているというのに、この洗練された美しさは今も高く評価されていて、半永久的な美しさを放っています。しなやかなレザーは、時を経るごとに輝きを変え、その一方でステンレスはずっと同じ輝きを発し続けていくことでしょう。歴史と共にずっと楽しむことができるベンチソファです。自分の部屋に置くと長くデザインアイコンとなるようなベンチです。
「ポール・ケアホルム」の金属の脚のデザインへのこだわり
こうして見てきますと、「ポール・ケアホルム」のデザインの魅力は、ステンレスの繊細な脚とレザーやラタン張りを組み合わせながら品格を漂わせている点です。
「最高級の王の椅子」の「バルセロナチェア」や「世界最高デザインの休憩椅子」と呼ばれている「LC4 シェーズロング」をリデザインしてさらに洗練された構造を作り上げたことが評価されている「ポール・ケアホルム」の家具です。彼は構造的な美しさをより研ぎ澄ましながらリデザインしています。
彼のチェアやソファにおける脚のデザインのこだわり方はやはり一番の特徴です。ステンレスの細く輝く脚を際立たせるデザインこそ彼のデザインの魅力です。それは構造的にしっかりとチェアやソファを支えつつ究極の細さと美しさにこだわったものです。
座面を直接支える金属と全体の重さを支える金属の双方がとても美しい構造となっています。それは金属のラインのデザインだけを見ていても美しいと感じてしまうほどです。
そして、長年使う事ができる艶のあるレザーとずっと輝き続けるステンレスの饗宴も彼の家具の魅力です。
「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」に飾られているほど、モダンな家具との評価を得ている「ポール・ケアホルム」の家具です。そんなデザイナーズ家具を一つ部屋に置いてみるという贅沢はいかがでしょうか。ジェネリック家具ならば手が届かないという事もなくなります。