魅了される「世界で最も美しいアームを持つチェア」
「フィン・ユール」がデザインした「No.45 イージーソファ」は「世界で最も美しいアームを持つチェア」と評されています。
そして、「No.45 イージーチェア」の2人掛けバージョンの「No.45イージーソファ」は特に人気が高い製品です。光沢がある磨かれたアームはどこから見ても美しい滑らかなラインで、これを作る技術が無ければ生まれない製品です。
製作を担った工房とデザイナー「フィン・ユール」のこだわりと技術のコラボレーションによって生まれた名品と言えるチェアです。
「No.45 イージーソファ」や「No.45 イージーチェア」は、座ってアームに触れてもらうだけでその魅力をわかってもらえるものでしょう。ずっと触れていたいようなアームの感触が自慢の製品です。
また、アームのエッジはナイフのように研ぎ出されたものにもなっていて、一つの連続する曲線、曲面として美しくデザインされています。美しく研磨された3次元曲面による美しいカーブで構成されています。
「フィン・ユール」という人物は本来デンマークの建築家であり、「フィン・ユール」の家具は実は当時のデンマークでは、その個性的な彫刻的なデザインゆえに反発と揶揄が集中したと言われています。確かに従来の椅子という形からすると、その特徴的なアームは個性を放っています。
横から見ても背面から見ても「No.45 イージーソファ」や「No.45 イージーチェア」は彫刻的な印象を与え、それまでの椅子の概念とはかけ離れた印象なのかもしれません。
しかし、そのハンドクラフト的な彫刻の美しさをアメリカ人が評価したことからデンマークでも注目され始めた「フィン・ユール」です。今ではこんなに美しいアームの椅子があるのに驚きなのですが・・・
ウォールナット材でできたアームを間近に見ると、芸術的なまでの美しさです。何とも言えない複雑な曲線を描きその完全なほどの滑らかさを魅せてくれます。どこから見ても美しい曲線、そして曲面と言ったアームです。また、ウォールナット材の木目の美しさにもほれぼれします。
芸術性と実用性の両面の追求
こちらは「フィン・ユール」自身が自宅の暖炉の前でくつろぐ為にデザインされた「チーフティンチェア」です。「フィン・ユール」作品の中でも「No.45イージーチェア」「No.45 イージーソファ」と並んで代表作とされています。
「No.45イージーチェア」と比べると男性的で特にレザー張りのものは力強い印象が特徴的な椅子です。
しかし、こちらもアームの曲線の使い方にはやはり「フィン・ユール」らしさがあります。滑らかな曲線がやはり一番の魅力となっているのではないでしょうか。座面や背面の滑らかな革張りの雰囲気もやはり「フィン・ユール」の魅力がたっぷり出ているのではないでしょうか。
彫刻的と言えるフォルム、こちらも正面から斜めから背面からとどこから見ても美しいフォルムが名品と呼ばれる所以でもあるでしょう。芸術性と実用性の両方を求めた「フィン・ユール」の家具らしい形をしています。
「ポエトソファ」は、まさに彫刻のようにどこから見ても滑らかな曲線の美しいフォルムが魅力です。芸術品として家具を捉えていた「フィン・ユール」による人気のデザインです。
建築家である「フィン・ユール」にとっては、建造物と一緒で、このようなどこから見ても美しい形の家具が理想として捉えられていたのでしょう。特にこちらの「ポエトソファ」は北欧家具の優しい雰囲気を持ち、芸術的な美しさを備えた愛着の湧くソファと言えるものです。
優しい雰囲気の「ポエトソファ」はどこに置いてもよく、また置くことによって部屋の雰囲気を変えてくれるソファとして活躍します。カシミアのふわりとしたファブリックで作られていることも優しい雰囲気を醸し出しています。
ファブリックは、カラーも多くのトレンドカラーから選ぶことができ、自分だけのソファを作ることができます。本体と座面のクッションの色の組み合わせ次第で様々な印象が楽しめます。
ソファとしての実用性と色や形を楽しむ芸術性の両方が楽しめる「ポエトソファ」には魅力があります。
彫刻的な伸びやかさが魅力の「ベーカーソファ」
モダンフリーアートの影響を受け、彫刻的でエレガントな姿をしたソファが「ベーカーソファ」です。「フィン・ユール」のソファの中でもより彫刻的で個性的なデザインをしています。
また、これがカシミアのファブリックで作られているというのですから驚きです。まるで彫刻のようなのですが、滑らかで伸びやかな素材で作られています。
2人掛けソファの「ベーカーソファ」は、2人で座っても余裕の座り心地を満喫させてくれます。芸術的な彫刻のようなソファであるとともに実際に座るとゆったりとした寛ぎを感じさせてくれます。
背もたれ部分が分かれていて方まであるのが特徴的でしっかりと体全体を支えてくれる構造となっています。また背もたれだけが分かれていることで、座ると自然に体が傾くように角度が付けられています。特徴的な背もたれのデザインにはこうした機能性が備わっていて個性的というだけではないソファとなっています。
そして、こちらも背面と本体、座面のクッションの色の組み合わせを選ぶことによって自分だけの「ベーカーソファ」を完成させることができます。自分の部屋にオリジナリティにあふれた芸術的な「ベーカーソファ」を置くことができます。芸術作品を自分だけの物として完成させたようなソファとなります。
モダン彫刻のような家具
このような個性的な「フィン・ユール」の多くの家具を見てきますと、「モダン彫刻のような家具」とも言える「フィン・ユール家具」ではないでしょうか。
アームの美しさ、磨き上げられた滑らかな曲線、そして横や背面から見ても美しい家具、どこから見ても美しいという彫刻としての美しさを持っているのが「フィン・ユール家具」です。
美しいアームを撫でるように愛でたい「No.45イージーチェア」「No.45イージーソファ」、男性的なフォルムが特徴の力強い「チーフティンチェア」もやはりアームの美しさが特徴です。そして、北欧らしい雰囲気の滑らかな優しいフォルムの「ポエトソファ」、彫刻のように伸びやかな高い背もたれが特徴の「ベーカーソファ」とそれぞれが特徴的で芸術作品のようです。
家具を芸術として捉えて決して妥協を許さなかった「フィン・ユール」です。理想のデザインを掲げ、それを実現するための技術にも支えられて完成した数々の「フィン・ユール家具」です。アームを美しく仕上げる技術がなければあの芸術的な美しい椅子は誕生しなかったでしょう。私達も芸術品を楽しむような気持ちで個性的なデザインを楽しんでみたいものです。
かといって芸術作品と言った面だけを持つものでもなく、彼の家具はその美しさ、滑らかさ、優しい雰囲気によって部屋に寄り添う家具でもあります。個性的ですが部屋に馴染み部屋の雰囲気をモダンにエレガントにしてくれます。
また、それぞれにファブリックの色の組み合わせやレザーの色によって印象も変わるのが「フィン・ユール家具」です。色の組み合わせを楽しみながら置くことができるのも魅力と言えます。自分の部屋に合わせてコーデイネートしながら置いてみませんか。
そして、実際に座ってみるとその機能性に必ず頷ける家具が「フィン・ユール家具」の魅力です。