空間を切り取るチェア、プライベート空間の演出
「エール・アールニオ」が20世紀にデザインしたチェアは画期的なチェアです。他のどんなチェアとも類似しないものです。最もシンプルな形、ボール(球体)をデザインしたチェアはその名も「ボールチェア」として「エール・アールニオ」を有名にしたチェアです。このチェアに座ると、ここだけが異空間のような気分になる不思議な魅力を持っています。
また、「エール・アールニオ」の家具は、空間を切り取った家具と言えるものでもあります。フィンランドの国際デザイナー「エール・アールニオ」の家具の世界は、家具が創り出す空間自体を楽しむものと言えるのではないでしょうか。
新素材「FRP樹脂」を活かした「ボールチェア」で味わう宇宙的な空間
この独創的な「ボールチェア」と言う球体のデザインを実現したのは新素材「FRP樹脂」の力によるものです。椅子と言う概念からかけ離れたボール状の形を見事に実現させています。製品となるまでに数年がかかった椅子と言われていて、「FRP樹脂」を使い、1品1品型に入れて成型するという手間暇をかけた作品となっています。実際に見ると、この「FRP樹脂」の質感は、まるで宇宙のような近未来の雰囲気を漂わせています。新時代のチェアはこんな形になるのではと思ってしまうようなデザインと質感です。
チェアは、新素材「FRP樹脂」の外側とカシミア混合ウールなどの内側で作られていて、座って見ると、この椅子の中だけがまさに別空間という宇宙的な気分になります。実際にチェアの中では周囲の音が70%も遮断されると言います。この「ボールチェア」の中はまさしくプライベート空間として落ち着いた時間を過ごすことができるものです。この「ボールチェア」で本を読んだり、1人で考え事をしたり、ゆったりと時間の流れを気にせずに過ごすことができるチェアになってくれます。部屋の中にもう一つ自分だけの部屋、空間を切り取ったと思うような感覚に近いのではないでしょうか。
また中の座面のファブリックは、赤いスカーレットやブラック、ライトブルーなど様々な色があり、色によっても異なるイメージも見せてくれる「ボールチェア」です。あなただけの空間を好きな色で彩ってみるのもいいのではないでしょうか。自分だけのプライベート空間を演出するのにとてもいいチェアです。
背面から見るとまさにボールとなる「エーロ・アールニオ」の「ボールチェア」は、この時代にこんな家具が作られたという異彩も放っていて、20世紀の名作と言われます。脚は細くアルミニウムのダイキャスト加工で美しく磨き上げられ、ボールを支えています。しかも回転します。まさしく自由に動く「ボールチェア」です。まるで「ボール」の空間が浮き上がりでもするようなそんな面白い空間です。ここだけの異空間の光景を楽しんでみてはどうでしょうか。
ジェネリック家具ならばこんな名作と呼ばれるようなチェアも手が届かないものではなくなります。時代の名作と呼ばれるものを部屋に置いてみるというのは一つの興奮でもあります。
フィンランド・ヘルシンキ出身の工業・インテリアデザイナー「エール・アールニオ」の世界観を示すような代表的なチェアです。モナコのグレース王妃や多くのセレブもこのチェアの圧倒的な魅力に魅了されていて多くのファンがいます。
ドームを半分に、FRP素材と革が融合した美しい「ハーフドームチェア」
こちらは、ドームを半分にカットしたような「ハーフドームチェア」です。またどこにもエッジがない滑らかなフォルムをしているのが特徴的です。独創的ですが、柔らかな印象も受けるチェアです。そしてまた、こちらもやはり異空間を演出するようなチェアではないでしょうか。
新素材「FRP樹脂」の美しい輝くばかりの滑らかな球面と内側の革との出会いは、何とも言えない魅力です。こんなチェアはきっと他には見ないものでしょう。チェアという概念とはまた別のものです。私達に座るという空間を大切に提供してくれるものと言った表現もできます。デザイン的には異彩を放っていますが、ここに座ると意外なことに実に落ち着きます。こちらの「ハーフドームチェア」でもプライベート空間を楽しむことができるチェアです。
またこのチェアは外側の「FRP樹脂」と中の革の色の組み合わせによっても雰囲気を変えます。洗練された新時代の雰囲気を楽しんだり、それぞれの楽しみ方ができたりするのではないでしょうか。縦横90cmほどの「ハーフドームチェア」で自分だけのこだわりの世界を楽しむことができるチェアです。一つ置くだけでオリジナル空間を自由に楽しんでみませんか。そして、インテリア的にも部屋で注目を浴びるチェアになることは間違いありません。部屋にインパクトを与える家具です。
また、底面にはキャスターが付いていて、座ったまま自由に動くことができる機能もありまます。新時代の家具として空間を移動できる遊び心も備わっています。POPな見た目を活かして思いっきりPOPな色で新時代的、近未来の雰囲気を楽しんでみるのもおすすめです。洗練されたモノトーンの部屋にアクセントとして置くことも良さそうです。
FRP素材と革のハーモニー、「コニャックチェア」の美しい形
こちらも外は「FRP樹脂」によって成型したチェアです。コニャックを注いだグラスのような形のオリジナリティにあふれたチェアは「コニャックチェア」と呼ばれています。コニャックが注がれる優しいグラスのラインをそのまま生かした、私達を優しく包み込んでくれる座り心地が魅力のチェアです。座るときちんと腰回りをサポートしてくれるようなラインが居心地のいい椅子を実現しています。
またこちらも360度回転するように作られていて、機能性の良さも発揮します。「エーロ・アールニオ」のデザインしたチェアはどのチェアもデザインは奇抜で独創的ですが、そこにはきちんとした機能性が備わっています。自由に回転したり、移動が簡単だったり、椅子として嬉しい様々な機能が備わっています。ユニバーサルデザイン的な誰にでも優しい座り心地や居心地も実現しているのが彼のチェアのまた別の特徴です。デザイン的にユニークですが、そこにはきちんと機能性も考えられ、計算されているということがわかります。座り心地や使い勝手が心配という人もいるかもしれませんが、そんな心配はいらないチェアです。
また、「コニャックチェア」もインテリア性が高いものですので、部屋のアクセントとしてリビングに置くのもおしゃれです。部屋をおしゃれに印象付けてくれます。
落ち着く異次元空間の創造
ここまで見てきますと、「エーロ・アールニオ」のデザインしたチェアはどれも独創的で近未来的な異空間を感じさせるものがたくさんです。そして、それはどれもが美しい輝きを見せるFRP樹脂が作り出した新しいフォルムです。ともすると、ボール状やハーフドーム、コニャックなどの独創的な形に落ち着かないのではないかと心配してしまいますが、そんなことは心配がないものです。座った時の座り心地こそまさにより満足するものとなるのが「エーロ・アールニオ」のチェアです。
1人読書にふけたい時、ボーとしたい時、落ち着きたい時に座ることで、自分だけの空間を提供してくれるのが「エーロ・アールニオ」のチェアの魅力です。広い部屋にはそこだけのプライベート空間を確保してくれ、狭い一人暮らしの部屋などには新しく落ち着くことができる空間を一つ作ってくれるという貴重なチェアではないでしょうか。そんな不思議な魅力に多くの人が魅せられているのもわかるチェアです。