「椅子の詩人」ハンス・ウェグナーの魅力
北欧家具の巨匠と呼ばれる「ハンス・ウェグナー」は生涯を通して500種類もの椅子を作った人物です。これほど椅子にこだわったデザイナーもいないのではないでしょうか。生涯をかけて椅子の座り心地とデザインを追求したデザイナーと言えます。
17歳の若さで木工マイスターとなった「ハンス・ウェグナー」の家具には木の美しさを引き出すこだわりがたくさんあります。無垢材を使った木目の美しさ、木の温かさを感じさせてくれる家具の魅力にあふれています。
「椅子の詩人」と言われるほど美しい椅子を多数作り出した「ハンス・ウェグナー」のソファの魅力に触れてみませんか。
触れてみたい!無垢材のフレームの美しさ
見るからに美しい木のフレームを持つ「ハンス ・ ウェグナー」がデザインしたソファが「290イージーソファ」です。
このソファは、どこから見ても美しい姿が特徴的と言われています。座面を支える脚のライン、背面を支える木のフレーム、そしてアームの優しいラインとどれも美しいものです。また、特に斜め後ろから見た姿も美しいとされています。
このソファは、見ているだけでも美しく、ずっと眺めていたいものです。そして、実際に触れるとその滑らかなラインをより実感できるものとなっています。「椅子を愛でたい」という気持ちが自然に湧くソファです。世界中で多くの人に愛されているソファでニューヨーク近代美術館を始め様々な場所でコレクションされています。
この「ハンス ・ ウェグナー」のソファの一番の魅力は無垢材のフレームの美しさです。木目の美しさ、そしてどこにも角のない滑らかなフレームは徹底したこだわりによって作られたものです。
「290イージーソファ」の3人掛けソファのフレームのみの画像を見て頂いてもその美しさを実感してもらえます。ソファを支えるフレームはそれほど美しく鑑賞に値するものです。
このフレームの美しさが「290イージーソファ」の人気を作り上げています。これほどソファの木のフレームにこだわったデザイナーもあまりいないでしょう。
木工職人としての技術に支えられたデザイン
「290イージーソファ」は直線的な無垢材のフレームで組み立てられているのが特徴です。その直線的なデザインにも関わらず柔らかな印象を感じます。そこに「290イージーソファ」の魅力があると言えます。
熟練された技術によって磨き上げられた無垢材、その風合いを生かすために丁寧にオイルが擦り込まれ、木目の美しさが引き出されています。高い木工の技術がなければこの美しさは生まれないものです。
それは実際に座った時、アームに手で触れた時により一層実感します。ソファの木の肌触りの優しさと美しさを体で体感することができます。
そして「290イージーソファ」の大きな魅力の1つは、どのソファも一つとして同じ木目のソファが存在しないということです。まさに自分だけのソファと言った魅力を感じることができます。
木の個性や変化も味わうソファ
ソファの木の色や木目はそれぞれ異なり、それが使っていくうちに経年変化をもたらし、木の風合いが変化していきます。無垢材のフレームの魅力を存分に味わうことができます。リビングの真ん中に置いたりしながらその変化を味わうことは素敵な楽しみ方です。
フレームもアッシュ材やホワイトオーク材、ウォールナット材などそれぞれの木の個性によって味わいが異なります。それぞれの無垢材の特徴とファブリックやレザーの色の組み合わせによってオリジナリティにあふれた組み合わせが可能です。自分だけの美しさにこだわった椅子を完成させてみることができます。こういった所も「290イージーソファ」のデザイナーズ家具としての人気の1つです。
「290イージーソファ」を置く時に、床の色とソファのフレームの木の色を合わせたりするのもいいでしょう。また、テーブルと合わせる場合も同じ美しい木の脚を持っているテーブルと組み合わせたり、木のフレームのテーブルなどと合わせることでより雰囲気が合うものとなります。木の美しさの協演を楽しむことができます。
北欧の雰囲気を楽しんで
「290イージーソファ」は、北欧家具の魅力にあふれたソファです。1人掛けから3人掛けまでの「290 イージーソファ」をセットにして置くことで、北欧家具の優しい雰囲気を演出することができます。おしゃれで温かみのあるリビングが完成します。
最近人気の北欧インテリアを目指す方には「ハンス・ウェグナー」の「290 イージーソファ」はおすすめのデザイナーズ家具で憧れと言えるものです。そのシンプルなデザインと温かみのある木のソファは高く評価され、「ハンス・ウェグナー」は、北欧家具のデザイナーとして日本でも高い人気を誇っています。
美しいデザインと座り心地の満足感
「290イージーソファ」の特徴はデザインの美しさだけではありません。500種類もの椅子を作った「ハンス・ウェグナー」は椅子の機能性にもこだわり続けています。
「290イージーソファ」では、座面を支えるフレームがそのまま後ろ脚になっているため、座ると自然に重心が後ろに行く構造となっています。計算された座り心地の良さで、座ることで自然と私達の体が傾くようになり、ゆったりと寛ぐことができる設計です。
背もたれや座面のクッション性も良く、厚みがあるクッションが、体が沈みこまない適度な硬さでしっかりと体を支えてくれます。美しいデザインと座り心地の良さが計算しつくされています。身長が高い男性でもゆっくりと寛ぐことができ満足感があります。
そんなクッション性を支える座面の裏のスプリング仕様も実に美しいものです。「290イージーソファ」のクッションには、中に小さなコイルスプリングが入っていて独特の心地よい座り心地にこだわっています。
「290イージーソファ」のジェネリック家具も作られていますが、オリジナルと同じ仕様にこだわり座面の裏も美しい構造です。
「チャイニーズチェア」という原点から見える姿勢
「290イージーソファ」など500種類もの椅子を作った「ハンス・ウェグナー」の原点を探ることで彼のソファの魅力もしっかり見えてきます。彼が最初にデザインしたチェアは、「チャイニーズチェア」と言われるもので、中国明朝時代のチェア「圏椅」からインスピレーションして1944年に作られたものです。
こちらのチェアからもわかりますが、肘掛けの特徴的なラインの美しさ、美しい木目、木の肌触りを大事にしているものです。蒸気で曲げた美しい笠木が美しいチェアです。熟練した職人の手によって一脚一脚丁寧に作られた民芸品のような造りの、手の込んだ製品です。
また、背面の木がたわむことで体を支える機能的な構造となっています。
「ハンス・ウェグナー」の椅子作りの原点は、こうした高い木工技術に支えられながら美しさと機能性を追求したものです。そして「チャイニーズチェア」にあるようにどこか東洋的なフォルムをしているのが特徴です。このような原点とも言える部分からも日本人に好まれる要素を持っているものと言えます。
木の特性を知り尽したデザインの美
こうして見てきますと、500種類もの椅子を作った「ハンス・ウェグナー」のデザインしたソファは、木のフレームの美しさに加えて木がたわむという特性などを知り尽したデザインのソファです。美しさと機能性の両面から世界中で愛されているソファです。
北欧家具の巨匠であり、木のマイスターの資格を持つ「ハンス・ウェグナー」のソファからは、存分に木の魅力を感じることができます。それは、木の柔らかな肌触りを感じることで森の木々に包まれるような優しい雰囲気を感じることができるものです。寛ぐ空間のソファとして安らぎの空気感を演出する美しいソファを置いてみてはいかがでしょうか。