有機的フォルムによって包み込まれる椅子
こちらは、北欧デザインの巨匠「アルネ・ヤコブセン」による「エッグチェア」です。人が寛ぐ「空間づくり」をテーマにホテルのロビーなどに置かれるようにデザインされたものでまさに独特のフォルムをしています。ホテルなどのロビーでもプライベート空間のような安らぎが得られるように寛ぎの形をデザインしたものとなっています。まさに「ラウンジチェア」と呼ばれるべき「寛ぎ」がテーマの贅沢な気分のチェアです。「エッグチェア」と言う名前の通り、卵のような形が私達の体を大きく包み込んでくれるチェアです。
「アルネ・ヤコブセン」は、「エッグチェア」という有機的な卵の形にデザインすることで「ラウンジチェア」の究極を目指しています。卵の形に包まれるという感覚が人に大きな安らぎをくれるものとなっています。このチェアに実際に座ったならばゆったりとした座り心地を温かな色合いのファブリックまたはレザーの張地の質感、そしてその独特なフォルムから感じ取ることができます。またそれらの贅沢な厚みが実に贅沢です。張地の素材、フォルム、そして座った際の厚みなど、細かくこだわることで寛ぎの優雅な空間を確かに作り出しています。
「オットマン」との組み合わせでさらに寛ぎを
「アルネ・ヤコブセン」の「エッグチェア」は、「オットマン」の組み合わせをすることで、さらにゆったりとした寛ぎを演出することができます。腰と同じ高さで揃えられた「オットマン」のため、足も高く載せることができ、まさに優雅な時間が過ごせるようになります。デザイナーズ家具を置く優雅な楽しみ方がここにある気がするチェアとオットマンです。
「スワンチェア」で白鳥の形に包まれて
「アルネ・ヤコブセン」がデザインした「スワンチェア」は、横から見るとまさに白鳥を思わせるような雰囲気です。背中から肘までのホールド感がたっぷりでしっかり包み込まれる設計となっています。見た目にもファブリックやレザーで作られた美しいフォルムが圧巻です。そしてまた一体成型の形が優しくて優雅な気分にさせてくれます。こちらも白鳥という有機的な形をデザインし、一体成型することで、機能性を追求したチェアです。座った時の座り心地の追求を徹底しています。継ぎ目もできるだけなくした滑らかなフォルムの一体成型です。その滑らかさは実際に座ってみることで実感できるものではないでしょうか。究極的に「包み込む」というイメージを大事にした「アルネ・ヤコブセン」の「スワンチェア」と言えます。
三次元成型のシンプルで美しい椅子
世界で600万本も愛された「セブンチェア」
北欧デザインの巨匠「アルネ・ヤコブセン」の有名なチェアには「セブンチェア」があります。この「セブンチェア」はとても有名ですが、そのデザインは実にシンプルです。こちらも一体成型を特徴としていて、座面と背面が一体になって、座った際に背面が少し自然にしなるような設計になっています。姿勢に合わせていい座り心地にしてくれると言っていいでしょう。一体成型でシンプルな形が特徴にも関わらず、とても美しく3次元曲線を描いていて、無駄がなく、見る人に素材の良さやデザインの美しさが伝わる椅子ではないでしょうか。座面や背面の木の滑らかな曲線は眺めていても触っても魅力にあふれたものです。一体成型が美しさをシンプルなデザインが際立たせている椅子と言えます。
世界的に実に600万本もの「セブンチェア」が発売され、シンプルな美しさが愛されている椅子と言えます。部屋に置きたいという憧れを持っている人はとても多くいるのではないでしょうか。特に北欧デザインのインテリアを目指す人にとっては欠かすことのできない憧れの椅子となっています。「プライウッドチェア」とも呼ばれ、シンプルで軽量でスタッキングもできるという機能性が徹底して追求されています。
背中のくびれが美しい「アントチェア」
こちらは「アントチェア」と呼ばれる蟻をイメージした「アルネ・ヤコブセン」デザインのチェアです。こちらも「セブンチェア」と同じく三次元成型の合板チェアで「プライウッドチェア」と呼ばれることもあるチェアです。「セブンチェア」と同じ一体成型、三次元曲線の個性的なデザインをしています。一度見ると他のチェアとは見間違うことがないフォルムが特徴的です。背もたれの細いくびれが蟻のようなイメージを与える独創的なフォルムをしています。こちらもこの細いくびれの部分が座ることで適度なしなりを起こし体を支えてくれる椅子です。この「アントチェア」も軽くてスタッキングできる機能的なものですが、重ねた時の形も実にかわいらしく愛おしい姿の椅子です。オリジナリティあふれるフォルムですので、一つインテリアのポイントとして置いてもいくつか揃えても楽しみなチェアです。「アントチェア」は、ダイニングテーブルにもまた机の椅子にも似合います。毎日使う場所に置くことで大切にしたい椅子にもなっていきそうです。
立ち姿に魅せられる「アルネ・ヤコブセン」らによるテーブル
「アルネ・ヤコブセン」他の北欧デザイナーによるテーブルシリーズと言ったものもデザインされています。その中の一つ「スパンレッグテーブル」は木製の天板とスチールステンレスの脚の組み合わせが美しいテーブルです。レトロモダンでその立ち姿、脚の美しさに魅了されるものです。ステンレススチールを曲げながら合わせて脚の美しい形を形成しています。凝ったデザインと美しいフォルムを作る高度な技術によって実現したテーブルです。木とスチールの組み合わせは、互いに異素材としての存在感を示し、レトロな風格もみせてくれる魅力のあるテーブルです。テーブルにも存在感のあるものをと思った際にはこんなデザイナーズ家具らしいテーブルを置いてみるのもいいのではないでしょうか。ダイニングテーブルとしてもレトロモダンな魅力を発揮してくれる嬉しい家具です。
技術に支えられた3次元曲線、一体成型の美を堪能
こうして見てきますと、「アルネ・ヤコブセン」の家具は、有機的なデザインであったり、シンプルなデザインであったりしますが、それらを支えている素材やしっかりした技術によってその美しさを発揮しているものです。そしてそうした巧みな技術によって実現した美しい三次元曲線や一体成型の形は、座り心地に大きく影響するものとなっています。包み込むような滑らかで柔らかなフォルムが心地よい座り心地を実現しています。美しいデザイン、美しいフォルムで人を包み込むと言った特徴が「アルネ・ヤコブセン」の家具にはあります。独創的とも言える有機的な曲線美は、「エッグ」であったり、「白鳥」「蟻」と言ったものですが、彼がそこに目指すものは人の「安らぎ」「寛ぎ」と言ったものです。人を包み込むという形を実現するために有機的なデザインの家具をデザインしている「アルネ・ヤコブセン」と言えるのではないでしょうか。
私達はそんな「アルネ・ヤコブセン」のデザインの魅力に触れながらゆったりと寛ぎの空間を感じることができれば最高の贅沢と言えます。ジェネリック家具で北欧デザインの巨匠の家具をもっと気軽に手に入れることができるようになります。本物の北欧デザインの美しさ、安らぎを実際に手に取って座って感じる贅沢を味わってみてはいかがでしょうか。