美しい伝統を活かしつつ機能性のある上質ソファ
18世紀からの伝統を受け継ぐ優雅なチェアと言ったイメージが「ウィングバックソファ」です。一見して見ただけでレザーの美しさを実感するソファです。滑らかな総レザーでハイバックで作られたソファがどれだけ贅沢かを感じさせてくれるものです。
「ボーエ・モーエンセン」が作ったソファですが、「ボーエ・モーエンセン」の師であるデンマークの近代家具の父「コーレ・クリント」の影響を強く感じる製品です。
「コーレ・クリント」は、「デザインソースを過去の名作に求め、現代生活にリデザインすることは有効」とする「リ・デザイン」を提唱したことでも知られているデザイナーです。美しい18世紀のデザインに敬意を示しながらそれをリデザインすることで現代生活に生かそうと考えたものです。
その「コーレ・クリント」に師事した「ボーエ・モーエンセン」は、その理想を受け継ぎ、美しく良質な家具を作り出しています。「モーエセン」の家具は、美しいだけでなく論理的かつ堅実で機能的なデザインであるということを理想としています。生活の中で機能するものでなければならないという発想です。
ハイバックチェアの傑作!
「ボーエ・モーエンセン」がデザインした「ウィングバックソファ」は、とても美しい上質なソファで、ハイバックチェアの中でも傑作と言われています。デザインは18世紀を感じさせるクラシックかつ重厚なイメージです。
ただそれだけでなく「ボーエ・モーエンセン」らしいソファ本来の機能性の追求へのこだわりが感じられるソファです。「ウィングバック」と呼ばれる、座った時に背中を包み込んでくれるデザインは、体をしっかりホールドするものです。
また、肉厚のクッションが座面、高い背面に至るまでしっかり備わっています。座面、背面と全てをまさにホールドしてくれるリラックス感にあふれたハイバックチェアです。贅沢な座り心地のソファと言えます。
背もたれが高いと体全体を委ねられる安堵感がありますよね。ハイバックチェアはそうした安らぎを私達にくれ、リラックスするソファとしてはおすすめです。また、「ボーエ・モーエンセン」の「ウィングバックソファ」の特徴として頭部にも厚いクッションが備えられていてゆったりと体を傾けて身を任せられます。この頭部のクッションの厚みも実際に座ってみるととても贅沢な座り心地を感じさせるものです。
1人掛け用の「ウィングバックチェア」もあり、リビングに置くだけで一日のリラックスタイムがここで過ごせるのではないでしょうか。座面も低くゆったりとこのチェアに体を預けることができます。存在感のあるチェアとなってくれます。もちろん「ウィングバックソファ」と一緒に置くと上質なソファセットになりますね。
このように、「ウィングバックチェア」も「ウィングバックソファ」は、美しいクラシカルなデザインをしながら、日常使いする際にはクッション性のいいもの、リラックスして座った際に体全体を支えるものとして機能的に作られています。
座面も側面もダブルクッションと言ったような構造となっています。世界中で評価される上質ソファと言った評価がよくわかるソファです。
デザインは伝統的なものを受け継いでいるためにクラシカルで美しく見ているだけでも癒されます。華やかな装飾などはありませんが、純粋にレザーの質感や艶やかさを楽しむソファと言えるでしょう。総レザー仕上げのため、使えば使うほど馴染んでいき、愛着の湧くソファとなっていくことは間違いありません。
デザイナーズソファとして古いデザインを継承したデザインの優雅さ、そして座った時の実際のリラックス感、革の質感と言ったものが全て贅沢に揃ったソファです。
「ボーエ・モーエンセン」が注目した直線を多用した「シェーカー様式」
「ボーエ・モーエンセン」は、伝統のデザインをリデザインし、「デザインソースを過去の名作に求め、現代生活にリデザインすることは有効」といった考えを理想にしましたが、シンプルを目指す「シェーカー様式」にも注目したデザイナーです。
「ボーエ・モーエンセン」は、華やかな装飾性を目指すよりも18世紀後半から19世紀前半にかけてのアメリカの「シェーカー教徒」が目指したシンプルな様式に注目しています。直線を多用した機能性重視の実用的な物づくりにも影響を受けたデザイナーです。
確かに「ウィングバックソファ」は上質なレザーを使っていてその美しさに魅了されますが、基本的なデザインはシンプルです。シンプルな直線的なデザインを多用している点も特徴と言えるでしょう。
ただ、「ウィングバックソファ」の美しさは、アームの部分の滑らかな曲線が特徴とも言えます。美しく優しいイメージを全体としては作り上げているのが大きな魅力です。
北欧家具の優しさや温かさを感じさせる滑らかなライン
デンマーク生まれの「ボーエ・モーエンセン」の「ウィンバッグソファ」は北欧家具の優しさ、温かさを感じさせるデザイナーズ家具だと思います。美しく伝統的なデザインの中に優しさを感じさせる柔らかなアーム部分のラインが実に魅力的です。
「ウィンバッグソファ」は革の色合いも様々な色合いが選べますが、キャメルなどは「ボーエ・モーエンセン」の「ウィングバックソファ」らしい個性を持った優しい雰囲気です。他にもオリーブなどと言った北欧家具らしい色合いもあることがあり、そちらを選んでみるのもいいでしょう。北欧家具の優しさを感じて頂ける優雅な家具としても置いてほしいソファです。
その他の北欧デザインの家具とも相性もよく、優しい雰囲気のリビングを演出しようと言った際には特におすすめです。
また、「ウィングバックソファ」は、3人掛け、2人掛け、1人掛け用「ウィングバックチェア」、オットマンなど様々なスタイルがあり、部屋の広さや生活スタイルによって使い分けてみるのもいい家具です。
ゆったりした3人掛けソファの人気!
3人掛けなどは幅215cmもあり、ゆったりと座ることができます。「ウィングバックソファ」の中でもこの3人掛けのゆったりとしたスタイルは人気のサイズです。これを一つ部屋に置くことで来客用、自分で寛ぐ究極のソファとして寝そべることができる余裕の大きさを備えています。
確かにこの人気の3人掛けソファを置くことでいろいろな生活スタイルに対応してくれそうです。もし、部屋に余裕があるのであればこのサイズを置いてみてもいいでしょう。きっと生涯を通してこのソファで寛ぐことができるものとなるのではないでしょうか。
何世代もこのソファが受け継がれていく事もあるでしょう。18世紀から継承されたデザインをジェネリック家具でさらに多くの人が購入することも可能になっています。伝統のデザインを受け継いでしっかり使っていくことで「ウィングバックソファ」はこれからも愛されていくことになるでしょう。
デザイン家具の魅力は、こうした歴史あるデザインの美しさを今でも実感することができることです。そして、それを機能的にも使えるとしたらこれほど贅沢なことはありません。革の美しさは使う事でこれから益々美しくなっていきます。高価なソファではありますが、美しさを受け継ぎ、磨きをかけて長く使っていくことができます。「デザインソースを過去の名作に求め、現代生活にリデザインすることは有効」と言った彼らの理想をこれからも引き継いで私達も楽しんでいくことができればいいですね。