新しい素材感、構造の斬新さ、有機的なデザインの魅力
多くの人がデザイナーズ家具に対する憧れのようなものを持っているのではないでしょうか。なぜそれほどまでにデザイナーズ家具は魅力的なのでしょうか。私達を惹きつけるものとは一体何なのでしょう。
20世紀の巨匠とも言われたデザイナーがこだわりを持って作ったデザイナーズ家具は、実際に今も新しい感覚の家具として生き続けています。
作った当時の新しい素材感、構造の斬新さ、有機的なデザインへの徹底したこだわりが名品と呼ばれるようなデザイナーズ家具を誕生させています。また高い技術によって支えられることで完成しています。
デザイナーズ家具を選ぶ場合には、そんなこだわりの1つ1つをぜひ味わってほしいと思います。ここにご紹介するのは、そんな魅力あふれるデザイナーズ家具の選び方です。
モダンでラグジュアリーな寛ぎを得たいなら
デザイナーズ家具を置くことで、モダンでラグジュアリーなインテリアを目指したい人も多いと思います。またゆったりとした贅沢な寛ぎも得たいものです。そんな時におすすめのデザイナーズ家具があります。
「ミース・ファン・デル・ローエ」の「バルセロナチェア」は、「王様の椅子」と呼ばれるもので、実際にスペイン国王夫妻を迎えるために作られた椅子です。クロスする脚のステンレスのフォルムの美しさは個性と魅力にあふれています。
「バルセロナチェア」は、世界中で人気の椅子で、座った時の贅沢なしなりも魅力の椅子です。また、他のデザイナーズ家具と合わせやすいのも人気の由縁です。
「ル・コルビジェ」の「LC4 シェーズロング」は、「世界最高デザインの休息椅子」と呼ばれ、形が独創的です。こちらも革とステンレスの組み合わせが美しく、独特の弧円型のフレームによって、座ると最適なフォームに無段階に調整可能です。「休息の椅子」を求めているという人にはぴったりの贅沢感が漂う椅子です。
こちらの「チャールズ&レイ・イームズ」の「ラウンジチェア&オットマン」はモダンな椅子として有名な椅子です。レザーとウッドの出会いが贅沢感とモダンさを際立たせています。レザーの艶やかさもウッドの木目の美しさもまさに贅沢な造りをしています。
座面が15度傾斜していることやクッション性の良さといった機能性に優れ、見た目と機能性の贅沢感はデザイナーズ家具らしいものと言えます。
「チャールズ&レイ・イームズ」の「アルミナムグループ エグゼクティブチェア ソフトパッド(総本革)」は、書斎やオフィスに置くならばおすすめの椅子です。背面へのロッキング機能とガス圧式の高さ調節の両方が座面のレバーでできるのが魅力となっています。
自分の好きな傾斜と高さで自分に合った椅子に出会える、ずっと座っていられる「エグゼクティブチェア」です。デスクに向かう時のおしゃれなチェアを探している方、読書好きの方にもおすすめしたい椅子です。
モダンで豪華なデザイナーズ家具のソファセットなら
デザイナーズ家具のソファセットを選ぶならば「ル・コルビジェ」の「LC2シリーズのソファ」は根強い人気です。ステンレスフレームの水平、垂直、直角のラインが美しく「ル・コルビジェ」の建築イズムを感じさせるデザインです。
座り心地も最高で、座面クッション下のラスティックベルトが心地よい座り心地を実現しています。美しいだけでなく分厚いクッションのクッション性も高い魅力的なソファです。
「ヨーゼフ・ホフマン」の「クーブス ダブルソファ」は、圧倒的な存在感の幾何学デザインが特徴です。リビングに重厚感を出したいという時にはおすすめです。色による楽しみ方もでき斬新なデザイナーズ家具らしいソファです。
幾何学デザインによるクッション性の高さも自慢のソファです。デザインとクッション性の両方が実現しています。
有機的なデザインの美しさを楽しみたいなら
デザイナーズ家具をおしゃれに、デザインそのものを楽しみたいなら、有機的なデザインの美しさものもおすすめです。体を包み込むようなデザインが人に優しく、同時におしゃれな雰囲気を感じさせます。
北欧インテリアを目指す人や温かみのある部屋のイメージを作りたい人におすすめしたいデザイナーズ家具です。ファブリックの温かい素材感や色合い、レザーの艶やかさ、そして縫製の技術にも徹底したこだわりが美しさを演出している家具たちです。
「アルネ・ヤコブセン」の「エッグチェア」は、まさに卵のような形で座る人を包み込んでくれるものです。その座り心地は座ってみるとよくわかるものです。デザインとしても美しく、1つ置いても絵になるチェアです。
「エーロ・サーリネン」の「オーガニックチェア」は、人の体にフィットするように複雑な3次元曲線を描きます。この美しいデザインは、職人による繊細な手縫い仕上げを元に製作されたものです。
また、こうしたデザインの美しさは色でも楽しむことができ、たくさんの色から選んだり、いろいろな色を並べたりする楽しみがあります。
「アルネ・ヤコブセン」の「スワンソファ」は、白鳥に包まれているようなデザインのソファです。ホテル用に作られたデザインも洗練された家具です。ゆったりと寛ぎたいという時に何時間も包まれる感覚がリラックスさせてくれます。
家具の彫刻家「フィン・ユール」の「ポエトソファ」です。彫刻のような美しさを誇るデザイナーズ家具です。デザイン的に洗練された雰囲気と愛おしくなるようなデザインが特徴です。「ポエトソファ」を置くことでソファが部屋を優しいイメージにしてくれるのではないでしょうか。
北欧デザインの巨匠「フィン・ユール」の芸術性と実用性の両方を兼ね備えた家具と言われています。上質のカシミヤに包まれるようなソファです。
「イサム・ノグチ」の「フリーフォームソファ」と「ノグチテーブル」です。「フリーフォームソファ」は、その名の通りどこから座ってもいいという自由な発想の元に生まれたソファです。
この丸いデザインを作り上げているのは、マイクロファイバーの柔らかな肌触りの新しい素材です。そして、彫刻のような構造の斬新さと、小石を置いたような有機的なデザインの魅力といったものがあります。デザイナーズ家具の全ての魅力を備えたソファです。
個性的なデザインにも関わらず人気なのは、庭に小石を置いたような有機的デザインが高いデザイン性だけでなく、部屋に馴染むものになっているからでしょう。
そして、よく「イサム・ノグチ」の世界を楽しむために「ノグチテーブル」と一緒にセットで置かれています。
自由な発想と高い技術を味わって
新しい素材感、構造の斬新さ、有機的なデザインの魅力がデザイナーズ家具にはあり、常に新しい感覚を求めて作られています。デザイナーズ家具は、素材もどんな素材を使うのか流動的で、機能性を追求するために様々な素材が試され、最適な素材とその組み合わせが考えられています。
革やファブリック、FRP(繊維強化プラスチック)新素材、そしてステンレスや木の美しさがそれぞれに見事に表現されているのがデザイナーズ家具です。快適な座り心地を実現するためにそれらは選ばれ、組み合わさっています。
また、それを完成させるのは高度な技術です。3次元曲線を描くものや一体成型、鏡のように磨かれたステンレスや木目の美しさ、ファブリックや革の縫製などが技術によって支えられています。
そうした素材、技術、デザインと言った最高の出会いが20世紀の遺産ともいうべきデザイナーズ家具です。それらを手に入れることができることは私達にとってとても魅力にあふれたことです。モダンなデザイナーズ家具や温かみのあるデザイナーズ家具など、1つ置いても揃えても大きな魅力を発揮するデザイナーズ家具と出会ってみませんか。